終わってみれば、やはり仏ダービー2着の実績では伊達ではなかった。一番人気に押されたサンボドリーノSaint Baudolinoが2着に3馬身をつける圧勝。勝ちタイムは2:07:70。レースはリワーデッドとスターボードが先行し、サンボドリーノは中団に位置取り、直線に入ると楽々と抜け出し、実力の違いを見せつけた。前走パリ大賞3着で2400mの距離を疑問視する声もあり、このまま凱旋門賞に向かっていくのか、2000m前後の中距離路線を歩むのか難しいところ。canal turfでは次はニエル賞ではないかと予想しているが、そうするとやはり凱旋門賞を目指すことになるのか。
2着は、同じA・ファーブル厩舎のイソップズファーブルAesop's Fable。GIジャン・プラ賞の勝ち馬ながらも、これまで1600mまでしか走ったことがない点が不安視され、4番人気に甘んじていたが、これで2000mまでは対応できることがわかり、選択肢も広がった。しかしやはり今年の秋の目標はムーラン・ド・ロンシャン賞(芝1600m)か。先日ジャック・ル・マロワ賞を制したエクセレブレーションとの対決も楽しみ。
まだオープン勝ちはないものの、前走の勝ちっぷりから、同じアガ・カーン殿下所有のベリールBayrirとともにアラン・ド・ロワイエ・デュプレ厩舎の期待馬との評判から2番人気に押されたアシュキールAshkiyrはイソップズファーブルから鼻差3着と好走を見せ、秋の更なる飛躍が期待される。
同じく上り馬として期待されたスモーキングサンSmoking Sun(3番人気)は5着に敗れた。
全着順
1着 サンボドリーノ M・ギュイヨン
2着 イソップズファーブル P.C.・ブドー
3着 アシュキール C.P.・ルメール
4着 スターボード W・ビュイック
5着 スモーキングサン S・パスキエ
6着 グリドレーヴ A・ハムラン
7着 リワーディッド K・ミルクザレック
8着 アナキンスカイウォーカー A・スタルク
9着 ロワ O・ペリエ
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