2012年8月21日火曜日

スノーフェアリー復帰戦 GIジャン・ロマネ賞

 小雨がぱらつくなか行われた今年のジャン・ロマネ賞。ロートシルト賞を勝ち、ジャック・ル・マロワ賞でも好走したイリューシヴケイトを前走ファルマス賞で破っているジオフラGiofraが、2000mに舞台を移してどのような競馬を見せてくれるのかに注目が集まったが、結果的には距離延長が裏目にでて、6着と惨敗。前々走ガネー賞(2100m)でも2着と必ずしも中距離で実績がない訳ではないものの、これは勝ったシリュスデゼーグルCirus des Aiglesに8馬身ちぎられてのもの。これで陣営としては、中距離に見切りをつけ、秋の目標をムーラン・ド・ロンシャン賞に定めるのではないか。


ジオフラGiofra


 道中好位につけ、一度は先頭をうかがうものの、差し馬2頭の切れ味に屈したガリコヴァGalikovaは、さらに距離が伸びていいだけに、次の目標はヴェルメイユ賞(2400m)か。

 勝ったのはスノーフェアリーSnow Fairy。実績からは一番人気に推されてもおかしくはなかったが、今年初戦ということが懸念されて3番人気。しかし直線の切れ味は抜群で、先頭のガリコヴァを一気に交わした。これで凱旋門賞馬デインドリームDane Dreamとの女傑対決も楽しみになるが、果たしてこのまま凱旋門賞へ向かうのか、それとも再び日本に渡り、エリザベス女王杯3連覇を目指すのか、今後の動向が気になる。しかしこれまでの成績を見る限り、硬い馬場、牝馬限定戦の方が良さそう。昨年のエリザベス女王杯では検量の問題でケチのついた形になったので、今年ははっきりと強いところを見せて欲しい。

スノーフェアリーSnow Fairy



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