26日に行われる3重賞の第2弾はGIIIキャンセー賞(3歳以上芝1600m)。
これまでGIを戦ってきた馬が実力の違いを見せつけるのか、それとも夏に力を付けてきた馬が、秋へとつなげるレースをするのかが見所。
GI組の一番手はティンホースTinhorse。昨年のプーラン・デッセ・プーランの勝ち馬で、その後出走した5つのGIでは5〜6着をうろついているものの、前々走GIIIメシドール賞では2馬身差と圧勝。前走ジャック・ル・マロワ賞は勝ったエクセレブレーションから離れた6着に敗れたが、ここでは中心になる。
2番手はソーファストSofast。2歳GIラガルデール賞でダビルシムの2着、GIIIギッシュ賞ではサンボドリーノの2着と、同世代一線級のなかでも好成績を残している。ジョッケクルブ賞では着外だったが、これは距離が長過ぎた。前走GIジャン・プラ賞ではイソップスファーブルの5着。ティンホースとの斤量2.5kg差で逆転可能か。
今年に入って4戦2勝、前2走はGIIIで2着、3着と好調を維持しているムーンウォークインパリスMoonwalk in Parisは前走3着ながらも、ティンホースに4馬身半差の3着。ただこのレースでは2kg斤量が重かったこともあり、同斤量の今回はもう少し差が縮められる可能性はある。
上がり馬のなかではフラクショナルFractionalとカラモスKalamosに注目。これまで4戦3勝、前走でオープン入りを果たしたフラクショナルは、前々走、3戦目で挑戦したGIIウジェーヌ・アダン賞(芝2000m)で3着。これで距離に見切りをつけたのか、前走リステッド・レースでは1600mできっちり勝ち上がった。(首差2着がカラモス)フラクショナルの姉はGIIIクロエ賞(仏)、GIIIセルジオクマニ賞(伊)を勝ったニードルクラフト。引退後は繁殖牝馬として日本に輸入され、ケープクロスCape Crossとの仔を受胎しているとのこと。この2頭が実績馬を相手にどんなレースを見せてくれるのか。秋のムーラン・ド・ロンシャン賞につなげるレースを期待したい。
出走予定馬 斤量 騎手
1 ムーンウォークインパリスMoonwalk in Paris 60kg C・スミヨン
2 ケーニッヒコンコルドKönig Concorde 60kg U・リスポリ
3 ティンホースTinhorse 60kg T・ジャルネ
4 ソーファストSofast 57.5kg O・ペリエ
5 スュルオルムSulle Orme 57kg G・モッセ
6 キングエアーKing Air 57kg C・ルメール
7 セレブリシムCélèbrissime 57kg F・プラ
8 サンディーズチャームSandy's Charm 56.5kg F・ベルトラ
9 シャマルダンスShamardanse 55,5kg T・バシュロ
10 フラクショナルFractional 55,5kg M・ギュイヨン
11 ティフォンゴTifongo 55,5kg M・バルザローナ
12 カラモスKalamos 54,5kg T・チュリエズ
13 ムーンデイサンMoonday Sun 54,5kg G・ブノワ
14 イポリットHippolyte 54,5kg S・マイヨ
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