今週日曜は夏のドーヴィル開催を締めくくる(といっても28日までレースはありますが)ドーヴィル大賞他2つの重賞が行われる。今年は例年に比べて、涼しい日が多かった夏ですが、ドーヴィルが終わるとフランスは一気に秋になった気分。これからは凱旋門賞へと気持ちは切り替わる。
まずはモトリ賞Prix de Meautry(GIII3歳以上1200m)。抜けた馬がおらず、展開次第でどの馬にもチャンスはある。モーリス・ド・ゲスト賞組とそれ以外の馬たちの力関係がポイントになる。
まずモーリス・ド・ゲスト賞組からはマルシャンドールMarchand d'Or(8着)、ケラソナKerasona(7着)、レスティアダルジョンRestiadargent(5着)の3頭。マルシャンドールはモーリス・ド・ゲスト賞3連覇(2006〜2008)を成し遂げた歴史に残る名馬であり、昨年も同レースを制しているが、現在すでに9歳。さすがにスピードは衰え、近走は全盛期の影を見ることはできない。レスティアダルジョンは、前走こそムーンライトクラウドに離されたものの、前々走ダイアモンド・ジュビリーSでオーストラリアの女傑ブラックキャビア、ムーンライトクラウドに次いで3着(短頭差、首差)と、超一流馬とも互角に戦える力は秘めているだけに、ここは勝っておきたい。
今年のドーヴィルではイギリス勢の活躍が目につくが、ベストオブオーダーBest of Orderは前走GIIIパレ・ロワイヤル賞で8着とはいえ、勝ったムーンライトクラウドからは約5馬身差とモーリス・ド・ゲスト賞組とさほど差はない。先週レックレスアバンドンでモルニ賞を制したコックス調教師が送り込むのはジミースタイルズJimmy Styles。前走ダイアモンド・ジュビリーSは13着と大敗したものの、3走前にザチェカThe Cheka(モーリス・ド・ゲスト賞3着)と一馬身差の2着と、実力が発揮できれば上位進出もありうる。
近走重賞で4着(GII)、4着(GIII)、2着(GIII)と好走を続けているシャマルガンShamalganも侮れない。前走は1600mから1400mへと距離短縮が功を奏してマショーラ(ロートシルト賞3着)の半馬身差。さらに1200mへと縮めたことが吉とでるか。
ガマルトGammarthは前々走GIIIリス・オランジス賞がロックウッドLockwood(モーリス・ド・ゲスト賞6着)の2着。モーリス・ド・ゲスト賞5着から7着は僅差だけに、実力はさほど開きがあるわけではない。
接戦が予想される本レースだが、3歳馬の活躍に期待して、レスティアダルジョン、ケラソナ、あとは好調なシャマルガあたりが有力か。
出走予定馬 騎手
1 マリオール Mariol T・ジャルネ
2 マルシャンドール Marchand d'Or D・ボニヤ
3 ジミースタイルズJimmy Styles G・モッセ
4 ベストオブオーダーBest of Order M・バルザローナ
5 ファイアービーム Firebeam T・チュリエズ
6 ガマルトGammarth C・スミヨン
7 ルヴァランタン Le Valentin A・クラトゥス
8 シャマルガンShamalgan G・ブノワ
9 スイスドリーム Swiss Dream W・ビュイック
10 スイススピリット Swiss Sprit J・スペンサー
11 ケラソナKerasona C・ルメール
12 レスティアダルジョンRestiadargent M・ギュイヨン
13 バルバヤム Barbayam O・ペリエ
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