2015年6月20日土曜日

エルヴェジャ、コロネーションSを制しGI2連勝! ファウンドに雪辱!

ロイヤルアスコット4日目、コロネーションS(3歳牝芝8f)はエルヴェジャ(1番人気)が制し、前走プール・デッセ・デ・プーリッシュからGI2連勝を飾りました。


  2着は2番人気ファウンド愛1000ギニー2着)、3着は3番人気ルシーダ英1000ギニー2着)と人気通りの決着。
 レースは4番手で進むファウンドを追走するエルヴェジャが直線で抜け出し、最後方から追い込んで来たルシーダを抑えてゴール。
 昨年のマルセル・ブサック賞ではファウンドに完敗でしたが、今年に入って負けなしと勢いに乗るエルヴェジャが雪辱を果たし、3歳欧州最優秀マイラーにまた一歩近づきました。
 これでフランス馬としては、ロイヤルアスコットでソロウクィーンアンS)に続く2勝目となりました。




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ロイヤルアスコット4日目 アルバニーSはイリュミナントが勝利!

ロイヤルアスコット4日目、第1レースのアルバニーS(2歳牝芝6f)は、1番人気に推されたイリュミナントが順当に勝利。今年限りでの引退を発表しているR・ヒューズ騎手にまたひとつ、華を添えることになりそうな楽しみな馬が現れました。

 

 ヒューズ騎手いわく、スプリンターの動きではなく、マイルまではこなしそうとのこと。今後について、ハノン調教師はダッチェスオブケンブリッジS(GII芝6f)ロウザーズS(GII芝6f)、チャバリーパークS(GII芝6f)あたりを目指すとのこと。彼自身もマイルが良さそうだけど、かなりスピードもあると語っているので、短距離路線で活躍が楽しみになって来ました。

 ちなみにイリュミナントの姉クイーンオブハルカは日本で競走馬登録されていました。船橋競馬の坂本昇調教師のもとで3戦1勝。父シングスピール、母クィーンオブスターズという良血馬で現在は繁殖生活を送っています。産駒はまだそれほど活躍してはいませんが、今後注目していきたいですね。

 2着はアシャディハン、フランス調教馬のエレガントスーパーモデルは3着でした。 

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2015年6月18日木曜日

GI プリンスオブウェールズS フリーイーグル初GI勝利! 日本から挑戦スピルバーグは6着!

6月17日にアスコット競馬場で行なわれたGIプリンスオブウェールズS(4歳上芝10f)は、2番人気フリーイーグルが勝利。初のGIタイトルを獲得しました。2番手追走から直線早めに先頭に立ち、そのまま押し切る横綱相撲。前走チャンピオンS(3着)から9ヶ月ぶりのレースでしたが、久々を感じさせることなく、強さを見せつけてくれました。
 2着は昨年の仏ダービーザグレイギャッツビー。終始フリーイーグルを眺める好位置でレースを進めるも、直線でなかなか前が開かず、ようやく追い出してフリーイーグルに詰め寄ったところがゴール。惜しくもGI3勝目はなりませんでした。

 日本から参戦が注目されたスピルバーグ(藤澤厩舎)でしたが、惜しくも6着。道中7番手の外目を追走し、直線を向いて伸びてはいるものの、上位との差はなかなか埋まらず、そのまま入線。いい感じでレースを進めていただけに、最後弾けなかったのが、残念でした。
           
 仏馬エクトは大きくはなされた最下位。また今後に期待しましょう。
 
               レース映像は↓
    フリーイーグル(黒い勝負服に赤帽)
   ザグレイギャッツビー(緑の勝負服・芦毛)




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2015年6月16日火曜日

GIクィーン・アンS  ソロウGI3連勝で香港マイル王を撃破!ロイヤルアスコットのオープニングを飾る。

6月16日から始まったアスコット競馬場でのロイヤル・ミーティング。

そのオープニングとなるレース、クィーン・アンSソロウ(5歳セ)が勝利し、ドバイ・ターフイスパーン賞に続いてGI3連勝を達成しました。

 香港のマイルチャンピオン、エイブルフレンドの英国遠征と、迎え撃つ欧州勢との対決が注目されましたが、やはり圧倒的1番人気は、波に乗るソロウ(1.7倍)。エイブルフレンドは2番人気(3.6倍)に推されるも6着と振るわず。2着は1馬身差でこれも仏馬A・ファーブル調教師のエゾテリック。3着がオブライエン調教師のクーガー・マウンテン(首差)が入線。

                             ソロウ

 ソロウに騎乗したM・ギュイヨンは「これまで乗った中で一番の馬」と絶賛。管理するヘッド調教師も「道中ペースが遅かったから、心配したけど」と言いながらも、「彼こそナンバーワンだ」と喜びを爆発。
  長く競争生活を続けてほしいとのことで、今後は様子を見てからになるが、サセックスSが有力とのこと。跳びが大きい走り方なので、ゆったりと走れる競馬場でのレースを選択するとのこと。今後どこまで連勝を伸ばしていくのでしょうか。


 
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2015年6月15日月曜日

GIIIベルトラン・デュ・ブルイユ賞 フィントリー重賞3勝目! アヴニールセルタン復活ならず

GIIIベルトラン・デュ・ブルイユ賞(4歳上・1600m)は、2番人気フィントリーが昨年の2冠馬で1番人気アヴニールセルタンを抑えて勝利、重賞3勝目を飾りました。
  3着には前走リステッド勝ちのフォフィレ(3番人気)と順当な結果に終わった。
 フィントリーは父シャマルダル、母キャンプシーフェルズ、母父インディアンリッジという血統で、母はリス賞を制したエリュプトと同じ、ヴァントー賞勝ちというのは何かの縁か。さて今後は夏のドーヴィルでのマイル戦線へと向かうのでしょうか?
  
 GIIIベルトラン・デュ・ブルイユ賞(着順)
  1. フィントリー      M・バルザローナ
  2. アヴニールセルタン   G・ブノワ
  3. フォフィレ       S・パスキエ
  4. ワイルドチーフ     F・ルフェーヴル 
  5. シーフロント      M・ギュイヨン
  6. スポイルザファン    J・オージュ

 
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GIIIリス賞 5番人気エリュプトが無傷の3連勝!

GIIIリス賞(3歳・芝2400m)は5番人気エリュプトが勝利、これでデビューから3戦3勝、重賞初挑戦で初制覇を果たし、来月のパリ大賞、さらに秋の凱旋門賞に向けて、また楽しみな馬が現れました。
  2着は2番人気サラザン、3着には6番人気ピランスベールが入りました。

 エリュプトは父ドゥバイ、母父カーリアン、母メールノストラムはGIIIヴァントー賞勝ちで、GIサンタラリ賞2着、GIヴェルメイユ賞3着とGIでは一歩届きませんでしたが、彼はさらなる活躍が期待できそうです。


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2015年6月14日日曜日

GIディアヌ賞 6番人気スターオブセヴィルが勝利! デットーリ、2度目の仏オークス制覇!

今年で166回目を迎えるディアヌ賞は、デットーリ騎乗の6番人気スターオブセヴィルが勝利、父デュークオブマーマレードに初のGIタイトルをプレゼントしました。

 6月5日に英オークスで9着に敗れてから、わずか9日で臨んだこのレース。タイトなスケジュールもものともせず、初GI制覇。デットーリは2007年ウエストウィンドで制してから9年ぶりの勝利。
 2着には2戦2勝のフィジオクラット、3着にはリトルナイチンゲールが入線しました。
 1番人気クィーンズジュエルは大外枠がたたったのか精彩を欠き、11着に大敗。


スターオブセヴィル

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GIIIベルトラン・デュ・ブルイユ賞 昨年の仏オークス馬、アヴニールセルタン、シャンティで復活なるか?

ディアヌ賞の同日に行なわれるGIIIベルトラン・デュ・ブルイユ賞(4歳上・1600m)は、楽しみなメンバーが揃いました。
 このレースかつてはシュマン・ド・フェール・デュ・ノール(北部鉄道)賞と呼ばれてましたが、2013年から現在の名称に変わりました。ベルトラン・デュ・ブルイユは競馬奨励組合や障害競走奨励組合の理事長を歴任し、2011年に85歳で亡くなりました。その業績を讃えるために、彼の名前がレースの名称につけられたのです。

 まずはアヴニールセルタン。昨年の2冠馬ですが、凱旋門賞で初黒星を喫した後、今年最初のミュゲ賞でも7着と振るわず。「気の悪いところをみせたね。こんなふうにストレスを感じることはよくあることさ。今朝はよかったよ。距離はマイルから2000mまでがベストだろう。いいレースができれば、ドーヴィルのロートシルト賞に向かうよ」とJ.-C.・ルジェ調教師は語る。
 サンドリンガム賞(GII芝1600m)で同コースを制しているフィントリーも有力。昨年10月のサンチャリオットS(GI芝1600m)ではわずかに及ばす3着。今年始動はニューマケットでのダリアS(GIII芝1800m)は5着とまだ本調子とはいかないものの、2走目で変わるか。
 他にも昨年シーザムーンが制したドイツダービー5着のワイルドチーフ、前走リステッドを快勝したシーフロントなど、ディアヌ賞の後も眼が離せないレースが続く。

アヴニールセルタン

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GIディアヌ賞 クィーンズジュエルは大外! シンデレラストーリーは続くのか?

もうあと数時間後に始まるGIディアヌ賞。金曜日に確定した枠順では、一番人気になりそうなクィーンズジュエルが、大外17番枠を引いたことが話題となりました。前走サンタラリ賞でも後方からゆったりレースを進めるタイプなので、それほど不安要素ではないかもしれませんが、むしろ多頭数で前を行く馬をうまく捌けるかが問題でしょう。
 
  今年はプール・デッセ・プーリッシュ組は勝馬エルヴェジャは出走せず、フォンテーヌリス(4着)とサンタマラント(9着)のみ。フォンテーヌリスは吉田勝己氏所有で、なじみ深い勝負服をシャンティの芝で目にすると、嬉しい気持ちになります。ぜひいいレースをしてほしいですね。

 現地の新聞などで話題になっているのは8番モホリシン。仔馬のころなかなか買い手がつかず、わずか1万ユーロ(約130万円)で、ある若い女性が引き取り、トゥルーズの厩舎に預けたられました。ポー競馬場でのデビュー戦で現オーナーのスタッフの眼に止まり、購入を即決、それからさらに連勝を伸ばし、3戦3勝でディアヌ賞に駒をすすめることなりました。彼女のシンデレラストーリーはまだ続くのでしょうか?

     ディアヌ賞 枠順
   馬名               騎手
  1. ステイザナイト       J-B・イケム             
  2. クラルミナ         A・ルメートル
  3. デジレクラリー       C・スミヨン
  4. サンタマラント       P-C・ブドー
  5. フィジオクラット      A・バデル
  6. リトルナイチンゲール    U・リスポリ
  7. ムーニーヴァレー                  L・メンディザバル
  8. モホリシン          G・ブノワ
  9. フォンテーヌリス        T・ジャルネ
  10. アームブルー        M・バルザローナ
  11. サウンドオブフリーダム       F・ブランカ
  12. アブソリュートブラスト       J・オージュ
  13. ナイトフラワー        A・シュタルケ
  14. マラバール          R・ヒューグ
  15. スターオブセヴィル      L・デットーリ
  16. ビジネスロウ        O・ペリエ
  17. クィーンズジュエル          M・ギュイヨン



                                         シャンティ競馬場


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2015年6月13日土曜日

GIIIリス賞  パリ大賞に近づくのはどの馬か?

ディアヌ賞と同日に行なわれる重賞GIIIリス賞(3歳・芝2400m)の枠順が確定しました。
 GIIIノアイユ賞4着、前走リステッドを勝ったサラザンが中心でしょうか。最後方からレースを進めながら、徐々に先段に取りつくと、そのまま先頭でゴール。レース後、ブド騎手は「最後までしっかり伸びていたのがよかった。最後の150mの脚は素晴らしかったね」というように、距離は問題ではなさそう。
 前走サラザンに敗れたもののノアイユ賞では先着したベストオブマックスが2番手。
 2戦2勝で前走リステッドを制したエリュプトにもチャンスがある。「まだ経験は浅いが、前走の勝ち方を見れば、このレースに挑戦するのは当然だろう。少し晩成だが、いい走り方をしているし、追ってからもしっかりしている」とロワイエ=デュプレ調教師は語る。
 A・ファーブル厩舎からのもう一頭タンブーランにも注目。条件戦ながら2戦2勝。一気にレベルが上がるが、どこまでやれるのか。
 
 さて7月14日に行なわれるパリ大賞に近づくのはどの馬でしょうか?




馬名

騎手
調教師
1
ベストオブマックス
3
O・ペリエ
E・リボー
2
フォールモヴィル
3
G・ブノワ
E・ルルーシュ
3
ピランスベール
3
Vシュミノー
D・スマガ
4
エリュプト
3
Sパスキエ
F・グラファール
5
サラザン
3
P-C・ブド
A・ファーブル
6
ダリヤン
3
C・スミヨン
A・ロワイエ=デュプレ
7
タンブーラン
3
M・ギュイヨン
A・ファーブル


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GIIIラ・クープ 初ものづくしの重賞制覇

6月12日、ロンシャン競馬場で行なわれたGIIIラ・クープ(4歳上・芝2000m)は、4番人気べロマッテオ(4歳・セ)が勝利、3連勝で初重賞を勝ち取りました。

  3歳までは9戦1勝と目立った成績は残せませんでしたが、今年初頭に騸馬となってからは4戦2勝、ハンデキャップを2連勝して臨んだこのレース、スタートから先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けず、見事逃げ切り。ル・ガル調教師も、これが平地での初重賞制覇。

 レース後、調教師は「ディアヌ賞と同日のハンディキャップに出走しようかとも思ったが、彼のような神経質な馬には環境的に難しいだろう。来週のコンピエーニュ大賞があるが、今回は頭数が少なかったので、このレースを選択したんだ」と語っていました。「騸馬だし、次走はまだ分からない」とのことですが、これで選択肢も広がったことでしょう。
  べロマッテオは父モンマルトル、母リダワール、母父センダワールで、モンマルトルにとってもこれが産駒の平地初重賞制覇となりました。
  



 圧倒的一番人気に推されたスパークリングビームは伸びきれず2着。善戦はするものの勝ちきれないレースが続いています。



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2015年6月11日木曜日

GIサン=クルー大賞 シリュスデゼーグルは脚部不安で回避!

6月28日に行なわれるサン=クルー大賞。今年はトレヴが参戦することで、注目が集まっていますが、出走を予定していたシリュスデゼーグルは球節の打撲のためレースを回避するとバランド=バルブ調教師は発表しました。
 

 シリュスデゼーグルの名前をニュースで見るたびに、まだ走っているのかと感慨を覚えますが、今年で9歳で63戦22勝。5月に行なわれたガネー賞を3度めの勝利を手にし、通算GI7勝。まだまだ元気な姿を見せてくれました。2006年生まれは、日本ではブエナビスタロジユニヴァース、また昨年初年度産駒がデビューしたハービンジャーと同い年。改めて頭が下がる思いがします。

  前走イスパーン賞(4歳上・1850m)ではスタート後に蹄鉄のひとつが割れるアクシデントがあり、4着に敗れましたが、昨年のガネー賞では、まだ本調子ではなかったとはいえトレヴに勝ち、サン=クルー大賞での再戦が楽しみにされていました。

 幸いにも怪我は軽傷のようですから、秋には元気な姿を見せてくれると期待しましょう。


                       2015年ガネー賞









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2015年6月10日水曜日

ディアヌ賞 シャネルの新たな宝石クィーンズジュエル、今年も無敗の女王誕生か?

6月15日はディアヌ賞(仏オークス)。毎年、趣向を凝らしたポスターがレースに華を添えます。
 
今年のポスターはこんな感じです。





  « C'est party ! »「パーティーよ!」という言葉は、様々に着飾った華やかな女性たちが集うレースの雰囲気と当日シャンティ競馬場で予定されている芝生の上でのパーティーを表しているだけではありません。フランス語風に読んで« C'est party(セ・パルティ) ! »には« C'est parti ! »「スタートしました!」という意味も掛けられています。

 まだ今年の出走馬は確定していませんが、注目はクィーンズジュエル。目下3戦3勝、前走はサンタラリ賞(GI・3歳牝芝2000m)を快勝。予定通り出走すれば、1番人気に推されるでしょう。ディアヌ賞では、2008年のザルカヴァ以来、7年連続で無敗の女王が誕生しています。今年もこの流れは続くのか、注目が集まります。

 オーナーはヴェルテメール兄弟で、アランとジェラールはシャネルの共同経営者でもあります。ディアヌ賞のタイトルは、彼らの「女王の宝石」にふさわしいのではないでしょうか。


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2015年6月7日日曜日

コロネーションC ドルニヤ惜敗! 次走サン=クルー大賞でトレヴに挑戦!

6月6日、エプソム競馬場で行なわれたコロネーション・カップ(4歳上・2400m)は、パット・ダブス騎乗のペーターズムーンリチャード・ハノン調教師)が初のGIタイトルを獲得しました。ダブス騎手も37年のキャリアで初のGI制覇でした。

フランスから参戦したドルニヤC・スミヨン騎乗、A・ド・ロワイエ=デュプレ厩舎)は、首差の2着。ドバイ・シーマ・クラシックに続いてのGI連勝はなりませんでした。

       (右からドルニヤ、ペーターズムーン、一頭おいてフリントシャー)

           (内ドルニヤ、外ペーターズムーン)

4頭立てで行なわれた今年のコロネーションC。前走ワンアンドオンリー(3着)やハープスター(8着)も出走したドバイ・シーマ・クラシックを制したドルニヤは1番人気。押し出されるように先頭でレースを進め、直線でフリントシャーの追い上げは凌いだものの、後方で脚をためていたペーターズムーンには交わされてしまいました。

しかしロワイエ=デュプレ調教師は「先頭に立たないといけなかったからね」とそれほど落胆の色はみせていません。 「よく走ったし、つぎはサン=クルー大賞に向かうよ」とのこと。

サン=クルー大賞(4歳上・2400m)は2年連続凱旋門賞を制していたトレヴも出走予定。
  実績ではトレヴに分があるものの、両者の対戦成績は1勝1敗。(ヴェルメイユ賞ドルニヤ3着、トレヴ4着、凱旋門賞トレヴ1着、ドルニヤ5着)
 6月28日のサン=クルー大賞が今から楽しみだ。

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2015年6月6日土曜日

2015年仏ダービージョッキー、V・シュミノー「障害レースは一区切り」⁈

今年の仏ダービーニューベイで制した弱冠21歳のヴァンサン・シュミノーは、ダービー翌日の月曜日、テレビ番組インタビューで今後は平地に専念すると語った。

シュミノーは昨年、障害のクラヴァッシュ・ドール(最優秀騎手賞)を獲得したばかり。今後も障害レースでの活躍が期待されるだけに、ダービージョッキーとなって、その去就が注目されていた。


今後どのようなキャリアを歩むのかという問いかけに、シュミノーは「ニューベイは思いもよらない嬉しい驚きだった。障害騎手は危険を伴うし、こうなったからには、もうリスクをおかすことはできない。今週日曜日(6月7日)、オートゥイユ競馬場の開催のあとは、平地にしか乗らないだろう。いつまでかはわからないけど。」と答えた。
 
 シュミノーのエージェント、エルヴェ・ナガール氏は「決定的なことではない」とまだ障害レースに参戦する可能性は残したが、シュミノーの決意は固いようだ。
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2015年6月5日金曜日

順調な仕上がりを見せるエクト プリンスオブウェールズSに向けて

6月3日、ロンシャン競馬場でエクトEctotの公開調教が行なわれ、順調な仕上がりを見せてくれました。

 2013年度の仏2歳チャンピオンで、7戦6勝で挑んだ昨年の凱旋門賞では、ハープスターとならんで2番人気に押されるも、まさかの17着。
 8ヶ月ぶりの復帰戦はプリンスオブウェールズS(6月17日アスコット競馬場2000m)。
調教では主戦ブノワ騎手を背に先行する2頭を直線できっちりとらえ先着。元気な様子を見せてくれました。

 ルルーシュ調教師は「プリンスオブウェールズSに向けていい動きを見せてくれたね。イギリスに発つ前にもう一度
強い調教をする予定だよ」と順調な仕上がりに満足げ。

アスコットで2つ目のGIタイトルを獲得できるのでしょうか?


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