マイル・チャンピオン決定戦と言うにはあまりにも寂しいメンバー構成。ここはGIで善戦が続くもいまだ勝ち星がないファーFarhhが初GIのタイトルを獲得する可能性が高い。
これまでGIでは4戦して2着3回3着1回。負けた相手はフランケル、ナサニエル、ソーユースィンクと強敵ばかり。彼らがいないレースでは負けられない。相手は今年のモーリス・ド・ゲスト賞馬ムーンライトクラウドMoonlight Cloud。モーリス・ド・ゲスト賞から連闘で挑んだジャック・ル・マロワ賞は4着。実力は十分だが、夏の過酷なローテーションの疲れが取れているのか、1600mの距離がどうかという点がマイナス材料。ドーヴィル競馬場での平坦直線の1600mならば何とか対応できても、よりスタミナとパワーが求められるロンシャン競馬場では、2000mまでこなすファーの方に分がありそう。
3歳牝馬のサルキラSarkiylaも不気味な存在。アガ・カーン殿下所有、ロワイエ・デュプレ調教師の管理馬でこれまで5戦4勝。前走リウレー賞で初重賞勝ちを果たした。上位2頭にどこまで食い込めるか。
馬名 斤量 騎手
1 ファーFarhh 58 F・デットーリ
2 ムーンライトクラウドMoonlight Cloud 56.5 T・ジャルネ
3 キャスパーネッチャーCasper Netscher 56 S・ケリー
4 サルキラSarkiyla 54.5 C・ルメール
GIヴェルメイユ賞(3歳以上牝馬芝2400m)
こちらは秋の最強牝馬決定戦として面白いメンバーが揃った。粒揃いでなかなか予想が難しいが、勝負の分かれ目は馬の状態だろう。このレースを目標に仕上げてきたのか、次のレースのステップとして八分程度の状態なのか。陣営の本気度が窺える馬で勝負したい。
人気になるのはシャレータSharetaだろう。昨年凱旋門賞2着馬で、前々走さん=クルー大賞ではメアンドルの2着、前走ヨークシャー・オークスで初GIのタイトルを手にした。目標は当然次の凱旋門賞であるだけに、ここではまだ仕上がり途上か。
今年に入ってGIを3着、3着と勝ちきれないレースが続いているガリコヴァGalikovaだが、昨年このレースの覇者であり、相性のいいコースで巻き返しを図る。GIIコリーダ賞でシャレータを下したソレミアSolemiaも十分勝ち切る力はある。
夏に力を付けてきた組ではラポムダムールLa Pomme d'Amourが一番手。前走GIIポモム賞で2馬身差の快勝。好調を維持しており、目標のこのレースでは結果を残しておきたい。
吉田照哉氏所有のピリカPirika、吉田勝己氏所有のサロミナSalominaにも注目しておきたい。ピリカは前々走でラポムダムールを破っており、力的には遜色ない。
馬名 斤量 騎手
1 シャレータShareta 58 C・ルメール
2 サラリンクスSarah Lynx 58 L・デットーリ
3 ラポムダムールLa Pomme d'Amour 58 M・バルザローナ
4 ガリコヴァGalikova 58 O・ペリエ
5 ソレミアSolemia 58 C・スミヨン
6 ピリカPirika 58 P・ブド
7 ロマンティカRomantica 54.5 M・ギュイヨン
8 サガワラSagawara 54.5 T・ジャルネ
9 イエローアンドグリーンYellow and Green 54.5 T・チュリエズ
10 セディシオーザSediciosa 54.5 G・ブノワ
11 プリンセスハイウェイPrincess Highway 54.5 P.-J.・スムレン
12 シダーラSydarra 54.5 F・プラ
13 サロミナSalomina 54.5 A・スターク
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