7月22日 ロベール・パパン賞(メゾン・ラフィット競馬場)
パリ近郊のメゾン・ラフィット競馬場でGIIロベール・パパン賞(2歳牡牝・1100m)が行われた。夏の2歳短距離チャンピオン決定戦モルニ賞(ドーヴィル・1200m)へ向けて重要なレースのひとつ。過去の勝ち馬には、ゼダーンZeddaan(トニービンの曾祖父)、ブラッシンググルームBlushing Gloom(ラムタラ、テイエムオペラオーなどの母父)、アラジArazi(BCジュベナイルを圧勝した「ワンダー・ホース」)、ディヴァインプロモーションズDivine Promotions(GI5勝)、ナタゴラNatagora(2007年カルティエ賞最優秀2歳牝馬・英1000ギニー)など錚々たるメンバーが名を連ねている。
戦前の予想ではイギリス馬2頭とフランス馬2頭の対決という構図だったが、終わってみればイギリス馬の圧勝だった。前走アスコットでノーフォークS(GII・1000m)を制したレックレスアバンドンReckless
AbandonがサープランシアロットSir Prancealot(前々走オープン勝ち)の追撃を振りきって逃げ切り勝ち。前走は最後の1ハロンで大きく左によれるなど幼さをみせ、今回もパドックでは落ち着きがなさそうに見えたが、レースには影響なく無傷の3連勝を記録した。勝ちタイム1 分04 秒00は近年ではナタゴラに次ぐ好タイム。一方でフランス馬スノウデイSnow Day(GIIIボワ賞勝ち)、ペニーズピクニックPenny’s Picnic(3戦全勝)は見せ場なく、3着、4着に敗れた。
コックス調教師によると次走はドーヴィルでのモルニ賞とのこと。同レースに出走予定のハットトリック産駒ゼンジZenjiの強力なライバルとなりうるだけに、今後の動向が気になる。
レックレスアバンドン
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