オルフェーヴルが凱旋門賞に一歩近付きました。とはいえまだ道のりは遠いですが。
フランスのニュースでもオルフェーヴルのフランス初戦を大きく報じられていました。メアンドルが本調子ではなかった、アヴェンティーノの好アシストに恵まれた等々、若干の留保はしているものの、勝ったオルフェーヴルを凱旋門賞の最有力馬として認められたようです。
しかし凱旋門賞を制するにはまだまだ超えなければいけない壁があります。実際に2着メアンドルはGI3勝の実績馬とはいえ、凱旋門賞を制するイメージは湧きにくい。本当の相手はデインドリーム、スノーフェアリー、そして同日ニエル賞を制したサオノワ。そういう意味でメアンドルとの勝負付けを済ませ、一ランク上の馬に挑戦できる権利を得たことは素晴らしかったと思います。スミヨン騎手はレース後「まだ75%くらいの出来だった」と語っていましたが、凱旋門賞までにさらに調子を上げていく必要があるでしょう。
実力は伯仲しているので、あとはもう展開次第。最後の直線、デインドリームとともに追い込み、最後鼻差制するようなレースを期待しています。
フォワ賞
GIIニエル賞
仏ダービー以来のサオノワが快勝。復帰戦を飾った。陣営は追加料金を支払って凱旋門賞への挑戦を決断。例年3歳馬有利な凱旋門賞で、3歳馬のなかでは最も凱旋門賞に近い馬と言っていいでしょう。仏ダービーでは人気にならなかったが、人気以上に実力を発揮するタイプなので、本番でも5、6番人気位で好走しそうな予感。ただ本番までにはオルフェーヴル、デインドリームに次いで3番人気になりそう。
GIヴェルメイユ賞
シャレータが貫禄勝ち。