2015年6月13日土曜日

GIIIラ・クープ 初ものづくしの重賞制覇

6月12日、ロンシャン競馬場で行なわれたGIIIラ・クープ(4歳上・芝2000m)は、4番人気べロマッテオ(4歳・セ)が勝利、3連勝で初重賞を勝ち取りました。

  3歳までは9戦1勝と目立った成績は残せませんでしたが、今年初頭に騸馬となってからは4戦2勝、ハンデキャップを2連勝して臨んだこのレース、スタートから先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けず、見事逃げ切り。ル・ガル調教師も、これが平地での初重賞制覇。

 レース後、調教師は「ディアヌ賞と同日のハンディキャップに出走しようかとも思ったが、彼のような神経質な馬には環境的に難しいだろう。来週のコンピエーニュ大賞があるが、今回は頭数が少なかったので、このレースを選択したんだ」と語っていました。「騸馬だし、次走はまだ分からない」とのことですが、これで選択肢も広がったことでしょう。
  べロマッテオは父モンマルトル、母リダワール、母父センダワールで、モンマルトルにとってもこれが産駒の平地初重賞制覇となりました。
  



 圧倒的一番人気に推されたスパークリングビームは伸びきれず2着。善戦はするものの勝ちきれないレースが続いています。



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2015年6月11日木曜日

GIサン=クルー大賞 シリュスデゼーグルは脚部不安で回避!

6月28日に行なわれるサン=クルー大賞。今年はトレヴが参戦することで、注目が集まっていますが、出走を予定していたシリュスデゼーグルは球節の打撲のためレースを回避するとバランド=バルブ調教師は発表しました。
 

 シリュスデゼーグルの名前をニュースで見るたびに、まだ走っているのかと感慨を覚えますが、今年で9歳で63戦22勝。5月に行なわれたガネー賞を3度めの勝利を手にし、通算GI7勝。まだまだ元気な姿を見せてくれました。2006年生まれは、日本ではブエナビスタロジユニヴァース、また昨年初年度産駒がデビューしたハービンジャーと同い年。改めて頭が下がる思いがします。

  前走イスパーン賞(4歳上・1850m)ではスタート後に蹄鉄のひとつが割れるアクシデントがあり、4着に敗れましたが、昨年のガネー賞では、まだ本調子ではなかったとはいえトレヴに勝ち、サン=クルー大賞での再戦が楽しみにされていました。

 幸いにも怪我は軽傷のようですから、秋には元気な姿を見せてくれると期待しましょう。


                       2015年ガネー賞









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2015年6月10日水曜日

ディアヌ賞 シャネルの新たな宝石クィーンズジュエル、今年も無敗の女王誕生か?

6月15日はディアヌ賞(仏オークス)。毎年、趣向を凝らしたポスターがレースに華を添えます。
 
今年のポスターはこんな感じです。





  « C'est party ! »「パーティーよ!」という言葉は、様々に着飾った華やかな女性たちが集うレースの雰囲気と当日シャンティ競馬場で予定されている芝生の上でのパーティーを表しているだけではありません。フランス語風に読んで« C'est party(セ・パルティ) ! »には« C'est parti ! »「スタートしました!」という意味も掛けられています。

 まだ今年の出走馬は確定していませんが、注目はクィーンズジュエル。目下3戦3勝、前走はサンタラリ賞(GI・3歳牝芝2000m)を快勝。予定通り出走すれば、1番人気に推されるでしょう。ディアヌ賞では、2008年のザルカヴァ以来、7年連続で無敗の女王が誕生しています。今年もこの流れは続くのか、注目が集まります。

 オーナーはヴェルテメール兄弟で、アランとジェラールはシャネルの共同経営者でもあります。ディアヌ賞のタイトルは、彼らの「女王の宝石」にふさわしいのではないでしょうか。


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2015年6月7日日曜日

コロネーションC ドルニヤ惜敗! 次走サン=クルー大賞でトレヴに挑戦!

6月6日、エプソム競馬場で行なわれたコロネーション・カップ(4歳上・2400m)は、パット・ダブス騎乗のペーターズムーンリチャード・ハノン調教師)が初のGIタイトルを獲得しました。ダブス騎手も37年のキャリアで初のGI制覇でした。

フランスから参戦したドルニヤC・スミヨン騎乗、A・ド・ロワイエ=デュプレ厩舎)は、首差の2着。ドバイ・シーマ・クラシックに続いてのGI連勝はなりませんでした。

       (右からドルニヤ、ペーターズムーン、一頭おいてフリントシャー)

           (内ドルニヤ、外ペーターズムーン)

4頭立てで行なわれた今年のコロネーションC。前走ワンアンドオンリー(3着)やハープスター(8着)も出走したドバイ・シーマ・クラシックを制したドルニヤは1番人気。押し出されるように先頭でレースを進め、直線でフリントシャーの追い上げは凌いだものの、後方で脚をためていたペーターズムーンには交わされてしまいました。

しかしロワイエ=デュプレ調教師は「先頭に立たないといけなかったからね」とそれほど落胆の色はみせていません。 「よく走ったし、つぎはサン=クルー大賞に向かうよ」とのこと。

サン=クルー大賞(4歳上・2400m)は2年連続凱旋門賞を制していたトレヴも出走予定。
  実績ではトレヴに分があるものの、両者の対戦成績は1勝1敗。(ヴェルメイユ賞ドルニヤ3着、トレヴ4着、凱旋門賞トレヴ1着、ドルニヤ5着)
 6月28日のサン=クルー大賞が今から楽しみだ。

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2015年6月6日土曜日

2015年仏ダービージョッキー、V・シュミノー「障害レースは一区切り」⁈

今年の仏ダービーニューベイで制した弱冠21歳のヴァンサン・シュミノーは、ダービー翌日の月曜日、テレビ番組インタビューで今後は平地に専念すると語った。

シュミノーは昨年、障害のクラヴァッシュ・ドール(最優秀騎手賞)を獲得したばかり。今後も障害レースでの活躍が期待されるだけに、ダービージョッキーとなって、その去就が注目されていた。


今後どのようなキャリアを歩むのかという問いかけに、シュミノーは「ニューベイは思いもよらない嬉しい驚きだった。障害騎手は危険を伴うし、こうなったからには、もうリスクをおかすことはできない。今週日曜日(6月7日)、オートゥイユ競馬場の開催のあとは、平地にしか乗らないだろう。いつまでかはわからないけど。」と答えた。
 
 シュミノーのエージェント、エルヴェ・ナガール氏は「決定的なことではない」とまだ障害レースに参戦する可能性は残したが、シュミノーの決意は固いようだ。
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2015年6月5日金曜日

順調な仕上がりを見せるエクト プリンスオブウェールズSに向けて

6月3日、ロンシャン競馬場でエクトEctotの公開調教が行なわれ、順調な仕上がりを見せてくれました。

 2013年度の仏2歳チャンピオンで、7戦6勝で挑んだ昨年の凱旋門賞では、ハープスターとならんで2番人気に押されるも、まさかの17着。
 8ヶ月ぶりの復帰戦はプリンスオブウェールズS(6月17日アスコット競馬場2000m)。
調教では主戦ブノワ騎手を背に先行する2頭を直線できっちりとらえ先着。元気な様子を見せてくれました。

 ルルーシュ調教師は「プリンスオブウェールズSに向けていい動きを見せてくれたね。イギリスに発つ前にもう一度
強い調教をする予定だよ」と順調な仕上がりに満足げ。

アスコットで2つ目のGIタイトルを獲得できるのでしょうか?


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2015年4月7日火曜日

4月6日 ラ・フォルス賞 Prix la Force(3歳2000m)

ロンシャン競馬場で行なわれたラ・フォルス賞(3歳2000m)は、4番人気シルヴァーウェーヴ(フアシエ騎手)が4馬身差で圧勝。圧倒的1番人気で、昨年、クリテリウム・ド・サン=クルーを制した2歳チャンピオン、エピキュリス(テュリエ騎手)は2着に敗れ、4戦目にして初黒星を喫した。3着にはペリエ騎乗のメドラノ(5番人気)が入線した。

勝ったシルヴァーウェーヴはこれで4戦4勝。初重賞挑戦で初重賞勝ち。しかも2歳チャンピオンに大差を付けたことで、春のクラシック戦線に向けて期待が高まった。父はシルヴァーフォレスト、母はミスビオ、母父はリヴァーミスト。



                                                 勝馬 シルヴァーウェーヴ


        ラ・フォルス賞(3歳2000m・ロンシャン競馬場)
  着順    馬名         騎手      着差
  1   シルヴァーウェーヴ   A・フアシエ   2'09"57
  2   エピキュリス      T・テュリエ                4
  3   メドラノ        O・ペリエ     2 1/2  
  4   ピモンルージュ     A・バデル                短首
  5   ジュールエジム     C・スミヨン     首
  6   モンタルバノ      S・パスキエ               12
  7   アルモロックス     J・オージュ                4
 

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