2015年6月7日日曜日

コロネーションC ドルニヤ惜敗! 次走サン=クルー大賞でトレヴに挑戦!

6月6日、エプソム競馬場で行なわれたコロネーション・カップ(4歳上・2400m)は、パット・ダブス騎乗のペーターズムーンリチャード・ハノン調教師)が初のGIタイトルを獲得しました。ダブス騎手も37年のキャリアで初のGI制覇でした。

フランスから参戦したドルニヤC・スミヨン騎乗、A・ド・ロワイエ=デュプレ厩舎)は、首差の2着。ドバイ・シーマ・クラシックに続いてのGI連勝はなりませんでした。

       (右からドルニヤ、ペーターズムーン、一頭おいてフリントシャー)

           (内ドルニヤ、外ペーターズムーン)

4頭立てで行なわれた今年のコロネーションC。前走ワンアンドオンリー(3着)やハープスター(8着)も出走したドバイ・シーマ・クラシックを制したドルニヤは1番人気。押し出されるように先頭でレースを進め、直線でフリントシャーの追い上げは凌いだものの、後方で脚をためていたペーターズムーンには交わされてしまいました。

しかしロワイエ=デュプレ調教師は「先頭に立たないといけなかったからね」とそれほど落胆の色はみせていません。 「よく走ったし、つぎはサン=クルー大賞に向かうよ」とのこと。

サン=クルー大賞(4歳上・2400m)は2年連続凱旋門賞を制していたトレヴも出走予定。
  実績ではトレヴに分があるものの、両者の対戦成績は1勝1敗。(ヴェルメイユ賞ドルニヤ3着、トレヴ4着、凱旋門賞トレヴ1着、ドルニヤ5着)
 6月28日のサン=クルー大賞が今から楽しみだ。

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2015年6月6日土曜日

2015年仏ダービージョッキー、V・シュミノー「障害レースは一区切り」⁈

今年の仏ダービーニューベイで制した弱冠21歳のヴァンサン・シュミノーは、ダービー翌日の月曜日、テレビ番組インタビューで今後は平地に専念すると語った。

シュミノーは昨年、障害のクラヴァッシュ・ドール(最優秀騎手賞)を獲得したばかり。今後も障害レースでの活躍が期待されるだけに、ダービージョッキーとなって、その去就が注目されていた。


今後どのようなキャリアを歩むのかという問いかけに、シュミノーは「ニューベイは思いもよらない嬉しい驚きだった。障害騎手は危険を伴うし、こうなったからには、もうリスクをおかすことはできない。今週日曜日(6月7日)、オートゥイユ競馬場の開催のあとは、平地にしか乗らないだろう。いつまでかはわからないけど。」と答えた。
 
 シュミノーのエージェント、エルヴェ・ナガール氏は「決定的なことではない」とまだ障害レースに参戦する可能性は残したが、シュミノーの決意は固いようだ。
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2015年6月5日金曜日

順調な仕上がりを見せるエクト プリンスオブウェールズSに向けて

6月3日、ロンシャン競馬場でエクトEctotの公開調教が行なわれ、順調な仕上がりを見せてくれました。

 2013年度の仏2歳チャンピオンで、7戦6勝で挑んだ昨年の凱旋門賞では、ハープスターとならんで2番人気に押されるも、まさかの17着。
 8ヶ月ぶりの復帰戦はプリンスオブウェールズS(6月17日アスコット競馬場2000m)。
調教では主戦ブノワ騎手を背に先行する2頭を直線できっちりとらえ先着。元気な様子を見せてくれました。

 ルルーシュ調教師は「プリンスオブウェールズSに向けていい動きを見せてくれたね。イギリスに発つ前にもう一度
強い調教をする予定だよ」と順調な仕上がりに満足げ。

アスコットで2つ目のGIタイトルを獲得できるのでしょうか?


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2015年4月7日火曜日

4月6日 ラ・フォルス賞 Prix la Force(3歳2000m)

ロンシャン競馬場で行なわれたラ・フォルス賞(3歳2000m)は、4番人気シルヴァーウェーヴ(フアシエ騎手)が4馬身差で圧勝。圧倒的1番人気で、昨年、クリテリウム・ド・サン=クルーを制した2歳チャンピオン、エピキュリス(テュリエ騎手)は2着に敗れ、4戦目にして初黒星を喫した。3着にはペリエ騎乗のメドラノ(5番人気)が入線した。

勝ったシルヴァーウェーヴはこれで4戦4勝。初重賞挑戦で初重賞勝ち。しかも2歳チャンピオンに大差を付けたことで、春のクラシック戦線に向けて期待が高まった。父はシルヴァーフォレスト、母はミスビオ、母父はリヴァーミスト。



                                                 勝馬 シルヴァーウェーヴ


        ラ・フォルス賞(3歳2000m・ロンシャン競馬場)
  着順    馬名         騎手      着差
  1   シルヴァーウェーヴ   A・フアシエ   2'09"57
  2   エピキュリス      T・テュリエ                4
  3   メドラノ        O・ペリエ     2 1/2  
  4   ピモンルージュ     A・バデル                短首
  5   ジュールエジム     C・スミヨン     首
  6   モンタルバノ      S・パスキエ               12
  7   アルモロックス     J・オージュ                4
 

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2013年10月28日月曜日

クリストフ・スミヨン、障害レース参戦!!

今週末(11月2、3日)のオートゥイユ競馬場は「障害48時間」48H de l'obstacleと名付けられ、注目のレースが目白押し。

 そんなかさらに驚くニュースが飛び込んできました。
クリストフ・スミヨン騎手がグランプリ・ドートンヌGrand Prix d'Automne(GI5歳以上4800m)とカンバセレス賞Prix Cambacérès(GI3歳3600m)の2つのGIレースに騎乗することが発表されました。

スミヨンといえば、言わずと知れたフランスのリーディング・ジョッキー。オルフェーヴルで2年連続凱旋門賞2着になり、日本でもおなじみでしょう。今年もすでに200勝以上をあげ、今年のCravache d'or(年間リーディング・ジョッキーに与えられる『金の鞭』賞)確実の彼が、なぜ障害レースに?と疑問をもたれる方もいるかもしれません。

実はスミヨン、2010年にも障害レースに参戦し、2レース目でGI(オートゥイユ大ハードルGrande Course de Haies d'Auteuil)を制したこともあるんです。彼の父も障害の騎手だったことも、障害に挑戦した理由のひとつかもしれません。
日本ではグレード制導入後、平場と障害両方のGIを制したのは熊沢重文騎手と柴田大知騎手のみ。

凱旋門賞も終わり、すこし寂しくなってきただけに、ワクワクするニュースがあるとうれしいですね。

    オートゥイユ大ハードルGrande Course de Haies d'Auteuil勝利後のスミヨン騎手








ロワイヤル=オーク賞


今年のロンシャンでの最後のGIロワイヤル=オーク賞。

もともとイギリスのセントレジャーをモデルに作られたレースで
3100mと長距離戦。日本の菊花賞にあたるレースですが、
1979年以降は3歳以上牡牝、1986年には騸馬にも解放されて、
クラシック・レースの意味合いは薄れてしまいました。

前走GIカドラン賞(4000m)出走組が中心のレースでしたが、
結局勝ったのは、カドラン賞2着で1番人気に押された
タック・ド・ボワストロンTac de Boistron(6歳セン)。
前走はアルタノAltanoに敗れましたが、見事雪辱を果たしました。
道中後方から直線で外に持ち出すと一気の末脚で先行馬を交わし、
5馬身差の圧勝。
去年は同レース4着でしたが、これで初GIを手に入れました。

アルタノは距離短縮がよくなかったのか、8着と惨敗。
2着には凱旋門賞9着のゴーイングサムウェア(4歳牡)、
3着にはGI初挑戦のミスユナイテッド(6歳牝)が入りました。
ゴーイングサムウェアはまだ4歳ですし、来年以降長距離戦線での
活躍が期待できそうですね。


       ロワイヤル=オーク賞コース(ロンシャン)
  


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2013年9月8日日曜日

GIIフォワ賞
 オルフェーヴルが凱旋門賞に一歩近付きました。とはいえまだ道のりは遠いですが。
フランスのニュースでもオルフェーヴルのフランス初戦を大きく報じられていました。メアンドルが本調子ではなかった、アヴェンティーノの好アシストに恵まれた等々、若干の留保はしているものの、勝ったオルフェーヴルを凱旋門賞の最有力馬として認められたようです。
  しかし凱旋門賞を制するにはまだまだ超えなければいけない壁があります。実際に2着メアンドルはGI3勝の実績馬とはいえ、凱旋門賞を制するイメージは湧きにくい。本当の相手はデインドリーム、スノーフェアリー、そして同日ニエル賞を制したサオノワ。そういう意味でメアンドルとの勝負付けを済ませ、一ランク上の馬に挑戦できる権利を得たことは素晴らしかったと思います。スミヨン騎手はレース後「まだ75%くらいの出来だった」と語っていましたが、凱旋門賞までにさらに調子を上げていく必要があるでしょう。
 実力は伯仲しているので、あとはもう展開次第。最後の直線、デインドリームとともに追い込み、最後鼻差制するようなレースを期待しています。


                 フォワ賞

GIIニエル賞
 仏ダービー以来のサオノワが快勝。復帰戦を飾った。陣営は追加料金を支払って凱旋門賞への挑戦を決断。例年3歳馬有利な凱旋門賞で、3歳馬のなかでは最も凱旋門賞に近い馬と言っていいでしょう。仏ダービーでは人気にならなかったが、人気以上に実力を発揮するタイプなので、本番でも5、6番人気位で好走しそうな予感。ただ本番までにはオルフェーヴル、デインドリームに次いで3番人気になりそう。

GIヴェルメイユ賞
 シャレータが貫禄勝ち。